ロレックス取扱説明書
YOUR ROLEX OYSTER

■ 自動巻・日付つきオイスターの使い方

日付のない自動巻オイスターの使い方は、以下の説明の日付部分を除き、
同様です。

クラウン(リューズ)の位置とはたらき

 1.防水通常使用            2.ゼンマイの巻き上げ

リューズがケースにネジこまれた     リューズをゆるめバネの力で
状態                  ネジがはずれた状態

                  

3.日付変更              4.時間合わせ

一段引き出した状態           二段(最後まで)引き出した
                               状態

注意点 

3,4のリューズの位置は微妙な違いですので爪の先で軽く操作して下さい。

操作手順

 

1.     使いはじめる時には、リューズを 2 の状態にして、前後に20回位巻いて下さい。ゼンマイが巻き上ります。(巻き過ぎの心配は要りません。必要以上ゼンマイは巻き上らないようになっています。)

 

2.     次にリューズを 4 の位置まで引き出します。秒針が止まります。(リューズを引いても秒針が止まらないときは、もう一段引き出します。)

 

3.     この位置で時間を合わせますが午前と午後を間違えないために針を進行方向に回し、短針が12時を通過する時に日付が変るのを確認して下さい。この段階で日付が合っていなくても結構です。その位置から午前・午後を計算して、合わせたい時間まで針を回して下さい。(午前と午後を間違って合わせると、昼の12時に日付が変ってしまいます。)

 

4.     正確な時間や時報などにより、合わせる時間が来たらリューズをケースに押しこんで下さい。秒針が動き出します。(この時リューズは 2 の位置に来ている)

 

5.     次は、日付合わせです。リューズを 3 の一段引き出した位置にし、日付を合わして下さい。(但し16時から2時までの位置で日付を早送りしますと故障の原因になりますので注意して下さい。)

 

6.     これで時間合わせと日付のセットは完了です。あとはリューズをケースに押しつけながら回し 1 の状態まで、きつく閉め込んで下さい。防水がきき、通常の使用状態になります。(リューズを閉め忘れますと、時計に水が入ったりします。水分が時計に入りますとガラスが曇ります。その時は早目に当店へお持ち下さい。)

 

デイデイトの日付と曜日の合わせ方

リューズを 3 の位置で前方に回すと日付が変わり、手前に回すと曜日が変わります。

 

    時間・日付合わせのワンポイント

針をまわして日付が変わったのを確認し、午前6時位の位置に針をあわせる。そうして、リューズを一段目のところに戻し、日付を前日の日付にあわせる。リューズを針あわせ(二段目)の位置にし、針をまわし日付をかえ、さらに時間をあわせる様に御使用下さい。

■ 日常のお手入れ                                                        

 オイスターは次の要領で日常のお手入れをしていただくことにより、ケースのサビ(スチール製、コンビネーション)や金属のくもり(ゴールド製)を防ぎ、気持ちよくご使用いただけます。

    1週間に1度程度、石けんをつけて洗ってください。

    ブレスレットの駒の間、留金の内側、ベゼルやブレスレットのダイヤモンド等は、やわらかいブラシに石けんをつけて洗って下さい。

    塩水につかった後は出来るだけ早く、上記の要領で洗い、真水でよくゆすいで下さい。

    最後に乾いた布でよく拭きあげます。

 

水につける前にリューズが閉まっていることとクリスタルの状態を確認して下さい。

 

■ 時間調整

時間調整

    クロノメーターは日差−1〜+10秒の範囲に調整されています。(婦人用・合型は−312秒、オイスタークォーツは月差5)

    お買い求めのオイスターは、先ず時間を合わせ、通常の生活条件で1週間から10日間お試し下さい。その結果が、基準日差の範囲を超える場合は再調整致します。

    機械時間は、ご愛用者の腕の運動量により、微妙な時間の差が出ます。

 

■ 使用上のご注意

ショック

    腕時計は精密機械です。落下等ご注意下さい。

    ご使用中固いものに激しくぶつけたりしないようお気をつけ下さい。

    激しいスポーツ等の際のご使用はお避け下さい。

 

薬品・水銀

    ゴールドは薬品や水銀によって含有金属が影響を受け、変色したり破損することがあります。

 

リューズのクラウンマークの位置

    リューズのクラウンマークの位置は時計により異なります。又、使用しているうちに磨耗によって位置も変わってきます。

マグネット

    磁気のあるところにオイスターを近づけないで下さい。ハンドバックのマグネット留具、磁気を使った健康器具なども影響する場合があります。

    磁気の強さの例

      10ガウス    ヘアードライヤー、電気毛布

      30         テレビ用スピーカー

      50         電話器、電気カミソリ

      100         大型スピーカー

      600700        電気敷布

      7001000      磁気バンソーコー

      7001300    磁気腹巻、磁気ネックレス

    通常60ガウス以上で影響を受けます。

 

■ 故障では? と思う前に

    状態  時間が遅れる。はずしておくと翌日までもたない。

原因  自動巻でも腕の運動量が少ない時はゼンマイが充分に巻き上がらないため、持続時間が短かったり、精度が不安定になります。

対策  巻上げが少ないと思われる時は、手でゼンマイを巻いて下さい。また、止まっている時計を腕にする場合も、ゼンマイを30回以上巻いてからお着け下さい。

 

    状態  カレンダーが昼の12時に変わる。

原因  最初の時間にセットする時に12時間分間違えた。

対応  丁度12時間分針を進めて下さい。

 

状態  カレンダーが12時ジャストに変わらない。

   原因  機械内部の歯車には少しの遊びが必要です。そのため23分前後の差異があります。

   対策  故障ではありません。しかし、その差異が余りに大きい時は調整させていただきます。

 

状態  夜光が光らない。

 原因  ロレックスオイスターに使われている夜光塗料は自発光のため、暗いところで目が馴れて見えるようになるまでに時間がかかります。

  対策  暗所に510分置いてみて下さい。

〒577-0837
大阪府東大阪市寿町3−11−1
大野時計店
TEL/FAX 06−6729−1041
http://www7.ocn.ne.jp/~tokeiten/
ohnotokeiten@joy.ocn.ne.jp